2023年5月に読んだり聴いたりした本をまとめてみました。
私にとっての読書は「紙」の本だけでなく、Kindleなどの電子書籍、Audibleも含んでいます。
自分自身の読書の記録と振り返りを含めて、ここで紹介させて頂きたいと思います。
もし、興味がある本があれば、是非Audibleや書籍で手に取ってみて下さい。
誰もができる成功者が知っている17の方法
媒体:KindleUnlimited
Twitterでフォローさせて頂いているikuokogeさんの著書。
ikuokogeさんは過去に数冊の著書をKindleで出版されており、こちらは一番新しいものになります。
本を開くと目次の通り17のTipsが並んでおり、どのテーマも興味深いものがあります。
読み進めていくと、それぞれの項目は行動するには易しく感じたりしますが、実践となると意外とできていないことが多いかも、と思いました。
すべての項目を実践したいとは思いますが、まず私が特に興味を持った3つをピックアップしたいと思います。
これは、以前読んだ樺沢紫苑さんの「インプット大全」の考え方に基づきます。
インプット大全の感想はこちら。
よかったら併せて読んでみてください。
冒頭は「SNSと上手な付き合い方」。
主にTwitterのことを指していると推察します。
万垢であるikuokogeさんのツイートはふわっとした感じですが、核心を突くような鋭さもあり、日々彼の発する言葉に触れたくなります。
そのコツについて紹介されていますが、なるほど!という感覚です。
次は「成長するために必要な3つのこと」。
少しネタバレになりますが、成長を実感するには、やはりわかりやすい「数字」を意図的に作るのが効果があるようです。
私はダイエットで体重と体脂肪率の数値目標のほか、ブログも2023年は月に3記事書く、と決めて取り組んでおります。
よくよく考えれば、確かにモチベーションと成長実感につながっていると感じます。
他に「妬みを力に変える」「ロールモデルをつくる」ということも紹介されています。
「妬み」ってネガティブな印象ではありますが、それは言い換えれば「なりたい自分」だったりするわけです。
ローモデルは、逆にポジティブな感情からくる憧れに近いような気がします。
これは1人である必要はなくて、刺激を受けることができる人の輪に入っていくことでも良いのではないか?とも考えました。
そのような「輪」に入って刺激を受けることは、前に行こうとする自分の推進力になると感じます。
大人になると、どうしても成長を実感しにくくなりますが、これらの事例を参考に、上手に行動に移したいものです。
身近な事柄からヒントを得られ、サクッと読めるのも嬉しい限りです。
「そ・わ・か」の法則
媒体:Audible
よくよく考えずに、題名のインスピレーションだけで手に取ってみました。
少しスピリチュアルな考え方もあり、読み手を選ぶかもしれません。
元来「そわか」とは般若心経の最後の一句、事が成就するという意味のようです。
それぞれ「そ」「わ」「か」を分解してみましょう。
「そ」とは掃除のこと、掃除といってもトイレ掃除のことだそうです。
「わ」は笑い、「か」は感謝を意味します。
詳細は本をお読みいただくとして、ここからは私の思うところを、少しだけ徒然と書きたいと思います。
家を作ると7人の神様がやってきて、最後に来る神様はトイレの神様になるそうです。
なぜ最後になるのかというと、一番重いお宝の入ったリュックを背負ってくるからで、鈍足が故に、応接間や玄関などの「良い」場所を身軽な神様達に取られてしまうのだそうです。
そんなトイレをしっかりと掃除をすると、臨時収入があるとのこと。
私は毎週我が家のトイレを掃除する係ですが、これを続けていくと、いずれ良い収入に恵まれるかもしれません。
もしかしたら、気づいていないだけで、少しずつでも頂いているのかもしれませんけど。
笑い…やはり「笑う」ということは良いものなのですね。
ムスッとしているよりは笑顔でいるほうが、人を引き付けますから。
そして「感謝」。
気持ちがこもってなくても、これは言葉にするだけでも良いとのこと。
神様は「ありがとう」を何回言ったかを、天上界でスタンプカードを押すかのようにチェックをしているのだそうです。
ありがとうを発し続けてある回数を超えると、「良い」ことが起こるとか。
文章をなぞると本当だろうか?と感じる節も多々ありますが、これらのことを実行して、幸せを掴んだ人がいるという事実は、ちょっとスルーできないかなって思います。
だとするのであれば、せっかくなので、この3つの簡単な行いをなるべく続けるほうがいいと考えるようになりました。
これらの事を行っても、何か「損をする」ことってありませんから。
ちょっと良いことを知った気分になりました。
「そ・わ・か」を頭に入れて生きていくのも良いかもしれませんね。
心を鍛える
媒体:Audible
ご存知、堀江貴文さんとサイバーエージェントの藤田晋さんの共著。
お二人の色々あった半生について、主に綴られています。
この本を手に取った理由ですが、やはりかなりのバッシングを耐え抜いた彼らのメンタルについて知りたかったからだと思います。
私から見れば、やはり「鋼のメンタル」に見えたからです。
堀江さんも藤田さんも世代としては私と同じ、団塊ジュニアになります。
同じ時代を生きてきたお二人に対して、私はやはり「憧れ」のようなものを持っていると感じています。
彼らと自分を比較するのは僭越なのですが、彼らの「思考」と「行動力」には、やはり感服せざるを得ないからです。
本の中身としては初めて知ることもあれば、他の本で描かれたことも多く、特に堀江さんの本を幾つか読んでいれば「被る」部分も多いことは否定できません。
そういった意味では、私にとっては少し新鮮味に欠けるものでした。
本の中で彼らの半生を辿ると、確かに新たな発見もあるのですが、成功者の経験を再現性があるものとは思えず…という感情が強く残ってしまいました。
当初のタイトルである「心を鍛える」というスキルを身につけるには、やはり自分の経験から得なければならない、ということなのでしょう。
それが「学び」と言えばそれまでなのですが。
両氏の過去からの関係性や半生について興味を持ったら、この本に触れれば良いでしょう。
藤田さんの半生についてはこの本で初めて知りましたが、頁を辿ると、彼も物凄く泥臭く生きてきた人なのだと感じます。
アメーバブログやドーハ・サッカーW杯でのネット独占放映権。
これらの成功を支えた藤田さんのバックボーンを知るには、とても良い本だと感じました。
あなたは転職してもいい
媒体:KindleUnlimited
こちらもTwitterでフォローさせて頂いているまつひろさんの著書。
著者は新卒でリクルートに入社し、転職の仕事をしてこられ、自らも転職をなされており、その経験と半生をありのままに執筆されています。
私は転職経験はありませんが、この本で「転職のリアル」を辿ることができた感じがします。
もちろん個々の転職に至る背景や経験は異なるとは思いますが、転職に至る動機には共感できるものがあります。
私も営業の仕事を20年以上経験してきましたが、数字が作れなかったり、時には上司に詰問されたりすることを経験してきました。
当然、それらを恐怖に感じ、正直に言って心のどこかで「仕事を辞めたい」「転職したほうがいいのかな」と感じてきたことも多々あります。
ここで告白をすると、過去の一時期、何度かかなり辛い時期を経験し、顔面神経麻痺や突発性難聴を経験し、医師からはストレスが原因と指摘されました。
本来なら病気を発症した時点で転職ということを視野に入れても良かったのかもしれませんが、私にはやはり転職する勇気がなかったからだと、今となっては感じています。
まつひろさんもストレスで大きな病気を経験されたと、この本で知りました。
その時に真剣に自分と向き合い、きちんと自分を棚卸しして客観視することができたからこそ、今のご自身のキャリアに繋げることができたのでしょう。
実際に今の仕事に満足していれば、転職を考える必要はありません。
キャリアアップと言うよりは、給与や待遇、周囲との関係や適性など、何かしらのネガティブな要因があるからこそ、転職を考えるのが本音だと思います。
もちろん歯を食いしばることも大切ですし、そのことで耐性を鍛えること、ガムシャラにやることもとても重要です。
それらの経験が自分を鍛えてくれるのも事実ですが、やはり「ヤバい」という直感があれば転職ということも視野にいれていい。
まつひろさんの経験には共感できることが多々ありました。
転職のリアルを知りたい人は、経験未経験を問わず、ぜひ1度手にとってみてください。
LinkedIn活用大全
媒体:Kindle
こちらもTwitterでフォローさせて頂いているナカシマアツシさんが、Tweetで紹介されていたのをきっかけに手に取りました。
Twitterを始める前から、実はLinkedInは過去に登録していたことがあります。
大学時代に同じ大学のゼミや他大のゼミと交流する機会があり、卒業後も親しくしてもらっていたYさんに誘われてやってみたのですが…。
英語が多く、しかも転職の誘いや、投資用ワンルームマンションのセールスが目的だと思われるつながり申請があったりで、正直ネガティブな印象を持っていました。
ナカシマさんがある日、著者である松本淳さんの「東洋経済ONLINE」の記事ツイートを紹介されていて、これを読んで、かつてとは違う風景が広がっているのでは?と感じました。
興味を持った私は、まずはこの本を読んでみて、再度やってみようかという気になっておりました。
本は「LinkedInの歩き方」的な、教本のような内容であり、概要〜アカウントの開設、実際に活用されている方の具体的な事例を交えながら紹介してくれています。
Twitterを始めた時もそうでしたが、よく分からなくても、とりあえず「やってみる」という姿勢が大切だと思います。
読了後、実際にアカウントを開設してみました。
Twitterとはだいぶ景色が違う印象、いざ踏み出してみると、実際に何を発信して良いかもわかりません。
諸先輩方の発信をしばらく眺めたり、You TubeでLinkedInの解説動画を見たりして、徐々にできることを模索していきたいと思います。
実名登録ということもありますので、Twitterのカジュアルさとは違い、少し襟を正すような感じでこのSNSを歩いてみたいと思います。
暗約領域 新宿鮫11
媒体:Audible
月1の小説は、先月までは池井戸作品を主に聴いていましたが、新宿鮫シリーズ11が追加されたことを知り、即決で聴くことにしました。
最新刊が12ですが、こちらは出たばかりでまだAudible化されておらず、楽しみとしては後に取っておくことにしたいと思います。
話はそれますが、この話を聴いているうちに朗読の素晴らしさを感じていました。
朗読を行っている祐仙勇さんは、この「新宿鮫」の朗読を何本か行っていますが、キャラクターの声色を変化させるのが本当に凄いと感じてしまいます。
今回も新たな人物が登場しますが、声色の変化だけで、どの登場人物かを判明させることができるというのは、さすがプロの仕事だと感心してしまいます。
その素晴らしい朗読に支えられたこの小説も、やはり聴き応えがあります。
今回のお話も、やはり「裏」に生きる人達が中心で、それは裏社会で生きる日本人だったり、国家の裏で動く人々だったり、裏の活動がメインの外国人だったり…。
展開される内容はフィクションではありますが、非日常ということもあり、やはり新鮮に感じてしまうところがあります。
普段の自分たちの生活では垣間見えない世界なので、この本というフィルターを通して覗き込むことで、非日常を得られることが楽しい、と感じてしまうのかもしれません。
シリーズの1から通して触れていますが、時間の経化も感じる内容になっています。
今回はスマホやLINEという単語も出てきており、1と出てくる新宿の雑踏の変化を比較するのも、1つの楽しみになるのではないかと思います。
最後に
5月はTwitterと繋がりを中心として読書を進めていった感じです。
読書好きな方々と繋がることで、色んな本を知ることができ、とても刺激になっています。
また、うち2冊はフォローさせて頂いている方の著書になりました。
本を書くという作業は大変だ、と口では簡単に言えますが、ご本人のご苦労は並大抵のことではないと察します。
それでも本を書き上げ、発表することについては本当に凄いと思います。
せっかく頂いた「縁」を大切にして、色々な人の知見をこれからも吸収して行きたいと思います。
SNSは使い方によりますが、リアルでは知り合えない方々とこのような繋がりを持つことができます。
このような世界で知り合った色々な方々を通じての本との出会いを、これからも大切にして、今後の読書に繋げていきたいと思います。
私は主にkindlePaperwhiteとAudibleでの読書を楽しんでいます。
kindlePaperwhiteはスマホ読書と違い通知が来ないので、読書に集中できるだけでなく、目にも優しいと感じています。
スキマを見ては楽天マガジンのサービスを活用して、iPadで雑誌を眺めたりもしています。
1~2冊程度の価格で1,000誌以上見ることができ、ペイできるので愛用しています。
また、Audibleは「耳活」として、家事などの作業に取り組みながら読書をするのに最適だと思っています。
耳活については別の記事でまとめていますので、よろしければ併せてご覧ください。
この記事が誰かの役に立てたなら嬉しいです。
それではまた!
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