2023年1月の読書・Audibleのまとめ

読書

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2023年1月に聴いたり読んだりした本をまとめてみました。

私にとっての読書は「紙」の本だけでなく、kindleなどの電子書籍、Audibleも含んでいます。
自分自身の読書の記録と振り返りを含めて、ここで紹介させて頂きたいと思います。

ぽんたごん
ぽんたごん

もし、興味がある本があれば、是非Audbleや書籍で手に取ってみてください。

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私の財産告白

媒体:Audible

この年の最初のAudibleはこちら。
戦後間もない昭和25年の時に書かれた本ですが、資産形成や心構えについて、現代でも参考になる所は多いです。
もちろん今の時代に合わない部分もありますが、原理原則は今の時代も変わらないと思います。

少しネタバレになりますが、著者は収入の1/4を貯蓄し、その残りで生活をすることを実践されていたとのこと。
以前、「漫画 バビロン大富豪の教え」も読みましたが、そこには1割を貯蓄に回せとあり、こちらについては腹落ちしましたが、流石に1/4はかなりハードルが高い。

とは言え、強制的に貯蓄をすれば必ずお金は貯まっていくのですから、まずは資金を増やしていくには必ず実践すべき考え方でしょう。
私自身も若い頃は似たようなことをしていましたので、大いに賛成です。

また、著者はかつての留学先のドイツの先生から貧乏から抜け出すことの方法を教わっていたようです。
その実践として、森林や株式などの投資を行ったり、自らの体験や知識の著述を1日1ページづつ続け、多くの著作に繋げたりしました。
結果として富豪になったのですが、貯蓄だけで大きな財は築けなかった部分が印象的でした。

なお、このAudibleには「私の体験社会学」という著書との合本となっており、著者の仕事の心構え=道楽についても述べられています。
こちらもネタバレとなりますが、かつて著者は足踏みで精米をしていたそうなのですが、そのままではつまらないので、本を読みながら行ったそうです。
今でいう「ながら」というやつですね。

語り口も優しく、固い印象はありません。
やはり、先人の成功体験はとても参考になりますし、エピソードも面白いものが多いものです。

蛇足ですが、「漫画 バビロン大富豪の教え」はkindleUnlimitedでも読めます。
こちらもオススメの1冊、たまに読み返しています。

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ドリフターズとその時代

媒体:Audible

昨年の仲本工事さんの訃報もあり、ふと手に取ってみた本。
アカデミックな視点も含めながら、いかりや長介さんから志村けんさんの訃報までの、ドリフの時代の変遷を辿っていきます。

特に、いかりやさんと志村さんとの関係の考察が深いように感じます。
志村さんがいかりやさんの家へ押しかけ、いわゆる弟子=坊やとして出発し、荒井注さん脱退~メンバー加入、両者の軋轢など、著者の視点からその人間関係の変遷をあぶり出している点はとても興味をそそられます。

「舞台を中心としたコント」という側面から見た、演劇史としての視点も面白いと感じます。
元々の出発点がバンドということもあり、聴衆を前にした大衆喜劇、つまり「8時だヨ!全員集合」は舞台演劇としてどうだったのか?
それはテレビにおけるお笑いの歴史の変遷でもあり、笑いは舞台からスタジオへと移っていく過程でもあります。
当時の欽ちゃんシリーズや、ひょうきん族との違い、熱い戦いの背景も知ることができます。

全体的なドリフターズ結成の変遷についても、詳細に掘り下げている印象です。
ドリフの歴史と時代背景、そしてその人間模様の数々は、その時期に子供時代を過ごし、早口ことばやひげダンスに熱狂した小学生の1人として、大人になった今、ノスタルジーを含めて、やはり読後は何となくこみ上げるものがありました。

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精神科医が見つけた3つの幸福

媒体:kindleUnlimited

樺沢紫苑さんの本を読んだのは、これが初めて。
多くの「大全」シリーズをお見掛けしていたので興味は持っていましたが、ようやくこの本で触れることができました。

3つの脳内物質(セロトニン、オキシトシン、ドーパミン)と幸福の関係について、精神科医の視点から具体的にアプローチをされています。
幸せを感じるために優先させるべき脳内物質と、著者の考えるその構造理論はすごく分かりやすく、実践もできるように説明されています。

何だかんだ言っても、人はやはり幸せを感じたい生き物であり、私もその1人です。
その構造と実践的なアプローチを知れば、より幸福を感じやすく生きられるのではないか?
この本を読んで、そんな想いを抱きました。

脳科学や脳の仕組みなどが書かれた著作が結構好きで、主に中野信子さんの本や行動心理学の本をよく手に取っていました。
しかし、それぞれの脳内物質の事が書かれていても、なかなか理解ができませんでした。

この本を手に取ることで、脳内物質の特性もクリアになった気がします。
やはり、知ることで視野を広げることができると、改めて感じました。

正直に言って、読みやすく、かつ凄く面白い本でした。
1回読んだだけですが、より理解を深めたいと思い、半年くらい経ったら再読したいと思います。

著者は他に「アウトプット大全」や「ストレスフリー超大全」などのベストセラーも手掛けており、これらの本にも今後、ぜひ触れてみたいと思います。

50歳からは、「これ」しかやらない 1万人に聞いてわかった「会社人生」の上手な終わらせ方

媒体:Audible

サラリーマンが会社人生を終えた後に、どのように過ごしていくべきか?
そのために50代をどのように過ごすか?
既に会社人生を終えた諸先輩方の多くの事例から、その具体的対策を導き出しています。

厚生労働省の「簡易生命表(令和3年)」によると、2021年の日本人の平均寿命は男性が81.47歳、女性が87.57歳とのこと。
私は男性ですので、平均寿命で人生を全うすると仮定しても、現在の定年である60歳以降、20年を過ごす必要がある訳です。

となると、いざ60歳を迎える直前で何をすべきかを考え始めても、既に遅いということになりそうです。
今のうちから、次のキャリアをよく考える必要があります。

私もそういう年齢になり、この手の話にはとても興味を持ちました。
聴き進めていくうちに、50になる手前、せめて48歳くらいから興味を持っても良いのではないかとも感じました。

50代はやはり転機の機会が、今まで以上に多い世代だと感じます。
次のキャリアを見据え、転職したり独立したりする人。
このまま会社に残り、後進へ多くのサポートを残すなど、道は様々です。

10年後、自分はどのような人生を歩むのが理想なのか?
そのために今は何をすべきで、どのような勉強をしていくべきか?
今考えるべきこと、行動することはとても多いと感じました。

そのための準備期間は、やはり長めに取りたいとも改めて感じました。
具体的な話が多く、とても参考になる1冊だと思います。

お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!

媒体:kindle

年が明けると確定申告の時期。
2年前に購入した書籍ですが、税金のことをおさらいすべく、再読することにしました。

この本を読むまでは、医療費控除は行っていたものの、私達が支払っている税金がどのように計算されて、徴収されているのか、実は殆ど理解していませんでした。
社会人になって給料を貰い、明細からは「所得税」「住民税」「社会保険料」が自動的に引かれていきますが、その仕組は学校では教わりませんし、そういうものかという安易な考え方になりがちです。

書籍は税理士の大河内薫さんと、漫画家の若林杏樹さんの共著です。
お話は若林さんがフリーランスの漫画家として、税金を大河内さんから学ぶマンガ仕立てになっており、フリーランスの方向けに書かれているようなタイトルですが、実際には基礎的な内容が多く、サラリーマンが読むにもとても良い内容だと感じます。
半分がマンガなので、とても読みやすく、スラスラ読んでいけます。

所得税や住民税がどのように決まっていくのか?控除とは?
若いうち、特に社会人になる前の高校から大学までの間に読んでおけば、その後の将来に応用できる1冊だと感じます。

最初はkindlePeperWhiteで読んでいたのですが、老眼で字が小さく感じ、iPadに切り替えました。
やはりマンガは吹き出しの文字が小さく感じるので、電子書籍ならiPadくらいの大きさで読むことをおススメします。

ハヤブサ消防団

媒体:Audible

今月の小説は、先月の半沢直樹に続き池井戸作品にすることにしました。
偶然目に留まっただけでなく、昨年Audibleで良く聴かれた本として紹介されていたからです。

池井戸作品は企業、特に銀行を舞台にした作品が多く、私も過去にそのような作品ばかりを選んで読んでいたのですが、この作品は田舎を舞台にしたミステリアスな内容でした。
自分の中では今までのものと一線を画す、ある意味新鮮な内容でした。

「木曽川」「中部地方」「名古屋近郊」などのキーワードから推察するに、舞台は岐阜県あたりでしょうか?
亡くなった父親の郷里を訪れた作家である主人公は、その景色に魅せられ、父の残した家へ移住を決意する。
そこで地元の人に勧められ、消防団に加入するのですが、その集落が「ハヤブサ」で、消防団の人々を中心に展開されていくので、このタイトルとなったのでしょう。

私自身は神奈川県で生まれ育ちましたが、両親は新潟県の出身です。
子供の頃はよく祖父母のいる新潟県へ、特急「とき」や、できたばかりの上越新幹線で訪れたものです。

当時の特急「とき」は鉄道博物館に展示されています

スイカを食べて、大きな花火を見たり、自分でも花火をしたり、従兄たちと騒いだり。
大きな仏壇のある部屋で寝るときは、ちょっと怖かったり。

しかも、伯父が消防団にいたこともあり、この小説を聴きながら、その原体験を思い浮かべていました。
もし、祖父母の家が残っており、仮に自分が移住をしたとするのであれば…なんとなく、そんな想像をしていたのでした。

最終章の場面は、ちょっとホロリときます。
半沢直樹のような「倍返し」はありませんが、素朴な中にも色々な伏線が絡み、色々なものが繋がっていく。
やはりこの作品にも、池井戸作品らしい、引き込まれていく何かがあります。
とても面白く、良い作品でした。
2023年夏にドラマ化されるらしく、こちらも楽しみです。

最後に

2023年1月は6冊の本に触れました。
「私の財産告白」「ドリフ」「ハヤブサ消防団」など、少し昔の「昭和」を喚起させるような本が中心だったような気がします。

特にそこに意識を向けた訳ではなかったのですが、先人の過ごした時代と、今の自分と、これからの生き方を繋いでいったような読書の月だったと感じました。

私は主にkindlePaperwhiteとAudibleでの読書を楽しんでいます。
kindlePaperwhiteはスマホ読書と違い通知が来ないので、読書に集中できるだけでなく、目にも優しいと感じています。

また、Audibleは「耳活」として、家事などの作業に取り組みながら読書をするのに最適だと思っています。
耳活については別の記事でまとめていますので、よろしければ併せてご覧ください。

この記事が誰かの役に立てたなら嬉しいです。
それではまた!

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