2023年2月の読書・Audibleのまとめ

読書

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2023年2月に聴いたり読んだりした本をまとめてみました。

私にとっての読書は「紙」の本だけでなく、kindleなどの電子書籍、Audibleも含んでいます。
自分自身の読書の記録と振り返りを含めて、ここで紹介させて頂きたいと思います。

ぽんたごん
ぽんたごん

もし、興味がある本があれば、是非Audbleや書籍で手に取ってみてください。

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学びを結果に変えるアウトプット大全

媒体:Audible

先月初めて読んだ樺沢紫苑氏の著書「精神科医が見つけた3つの幸福」から氏の本に興味を持ち、こちらを手に取ってみました。
アウトプットの大事さは各所で語られていますが、実際に樺沢氏がどのようなことをしているのか、自分自身のアウトプットと比較し、答え合わせのようなつもりで聴いていました。

構成としては80項目のチャプターに区切られており、それぞれ興味深いことが語られています。
既に自分がやっていることもいくつかありましたが、知らないことも多数あり、ここでは多くの学びがありました。

一番に興味を持ったのは、アウトプットの「時短」や便利なツールでしょうか?
具体的には、ユーザー辞書の活用やGoogleの各種サービスです。

特にユーザー辞書を使っている人は多いと思いますが、住所やメールアドレスなどの自分自身の情報はよく使うにもかかわらず、いちいち入力している人は多いと思います。
実際に私もそうだったので、早速辞書登録を行い、その他にも仕事などでよく使う単語やフレーズなどがあれば、一緒にいくつか登録をしてみました。

また、「Google日本語入力」「Googleスカラー」「Googleブックス」などの提供サービスなどにも興味があり、早速実験のつもりで「Google日本語入力」を導入してみました。
これはMSのIMEと同様の日本語入力ツールですが、常に単語はアップデートされており、候補に並ぶ単語も最新になるとのことなので、かなり役に立つかもしれません。
変換の癖や、使い勝手については好みもあると思うので、しばらく使い続けてみて、自分に合う方を選択したいと思います。

その他、Wordのアウトライン機能活用、本の気になる所や頭の中を書き出す、といった事柄も新鮮で、色々と試してみたくなる事例が多く出てきます。
以前、レバレッジ・リーディングという本を読み、線を引いたり折込を入れたりして、それを書き出し、手帳にエッセンスを写すということもやっていましたが、結局面倒でやめてしまった経緯があります。

今ではKindlePaperwhiteのハイライトを使えば、巻末で他の人が引いたラインも含め、読み返すことができます。
Audibleでも、「クリップ&ブックマーク」の機能があり、気になる部分を栞にして、あとで聴き返すことも可能です。
折角ならこのような機能を応用して活用してみるのもアリだと思います。

アウトライン機能は現在メインで使っているGoogleドキュメントで応用し、使ってみることにしてみました。

ブログやTwitterというツールを用いて、色々とアウトプットを試行錯誤していますが、実際にアウトプットを行うと学びも深まり、記憶が定着するのを実感します。
この本に書かれているものは実践的かつ具体的なものが多く、大変多くの学びを得ました。
良い本だったと実感しております。

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ふしぎな村の村長の教え

媒体:Kindle Unlimited

いわゆる「引き寄せの法則」について著者なりの視点で語られた本。
実は大変面白く、内容も非常にためになると感じて、2度読みをしてしまったくらいでした。

引き寄せの法則とは一体何なのか?
読んだ後ではありましたがよく考えたらわからないので、Wikipediaで調べたらこうありました。

引き寄せの法則(ひきよせのほうそく、英: Law of attraction)は、19世紀アメリカ合衆国で始まったキリスト教における一種の異端的宗教・霊性運動の潮流ニューソートにおける、ポジティブな思考が良い経験を、ネガティブな思考が悪い経験を、人生にもたらすという信念であり、アノマリーである。

引用先:Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%95%E3%81%8D%E5%AF%84%E3%81%9B%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87

「信念」「アノマリー」と聞くとやはりスピリチュアルな感覚を覚えますが、そんな固定観念に縛られず、私にとって「引き寄せの法則」とは思考の癖から抜け出し、幸せになるための心の持ち方を教えてくれるテクニックだと感じました。

ここでも出てくる「行動」というキーワード。
思っているだけではやはりダメで、具体的な行動を起こさない限り、人生は変化を起こさず、何かを「引き寄せること」はできないという事実。

一方で、メンタルの持ち方はどうだろう?
私達は外的な要因により心の持ち方の影響を大いに受けるが、むしろ自分がプラスの要因として働くことで、周囲へ良い要因を振り向けることも可能なのかもしれません。
これも結果として何かを「引き寄せる」ことに繋がるのかもしれません。

また、心の揺れ幅や表裏といった部分にも触れられていますが、この部分にも大いに関心を寄せられました。
平常時の自分の心の立ち位置と、プラスとマイナスに感情が振れた時について考えてみること。
ポジティブな言葉や感情を持つという事は、その逆の感情を持っているからに他ならない、ということ。

不思議な村の人々から主人公へ発せられるこれらの言葉に興味を持ったら、ぜひこの本を手に取ってみてください。
思っていた以上に、人生に役に立ちそうな事を教えてくれていると思います。

私は2度読み返しました。
それほど、この本は引き込まれるものがありました。

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天才

媒体:Audible

ふと、急に田中角栄という人について知りたいという衝動にかられました。
インスピレーション的な何か、としか言いようがありませんが、すごく不思議な感覚です。

検索をかけてみると、石原慎太郎氏が書いた著書があり、大変興味をそそられ手にすることに。
早いもので、石原慎太郎氏も昨年2月に鬼籍に入られ、この文章を書く頃には既に1年が過ぎていました。

収賄罪、立花隆、ロッキード事件と関連するネガティブなキーワードばかりが思い起こされましたが、実は田中角栄という人物について、全く何も知らない自分に気づきました。
敢えて悪い言葉を使うと、すべてが報道からくるネガティビティバイアスに踊らされていただけではないか、と。

同じ政治家である石原氏が描く田中角栄とは?
この本は石原氏が一人称、つまり「オレ」という言葉を用いて語っており、彼が田中角栄を演じているような錯覚さえ覚えます。
一人称を使う事自体が独特で、そこは作家という顔を持つ石原氏だからこそできる表現だと思います。

物語自体は田中角栄自身の伝記。
生い立ちから死に至るまでの回想を、まるであの世から語っているような感覚。

負の部分がフォーカスされすぎてしまい、あまり目立たない政治家としての功績、具体的には彼が作成した議員立法の数や、日中国交正常化の足跡などは、やはり目を見張るものがあります。
あれから50年。
政治の世界は表に出て来ないことも多いと承知していますが、同じ時代に政治の舞台にいた石原氏が語る内容であれば、妄想と一言では片付けられない部分があるのではないかと思います。

それにしても、この突き抜けた政治家を超える人は、これからもそう出てこないのかもしれません。
郷土と国を愛し、そのために一生懸命生きた姿は、報道というネガティビティバイアスでは決して見つけることができず、その真の姿を石原氏が同じ政治を志したものとして語る責務がある、と「あとがき」で語っているのが印象的でした。

この本に触れて、益々田中角栄という人物に興味を持ちました。
今後も機会を作って、彼について語られたその他の本についても、ぜひ触れてみたいと思っています。

なまけもの時間術 管理社会を生き抜く無敵のセオリー23

媒体:Audible

好きなことをする時間を確保するために、どのように考え、行動するか?
「時間」をテーマにしたひろゆき氏の考え方が展開されている1冊となっています。

分類すると、「自由」「仕事」「努力」「幸せ」の4つの大きな項目に対し、それぞれ「時間」というフレームを当てはめ、ひろゆき氏なりの視点が描かれています。
私は彼の逆説的発想と言うか、頭の良さというべきか、そのようなものを取り入れるのが好きなので、かなりスッと入ってきますが、人によっては疑問符がつく内容かもしれません。

彼の発想は「地頭の良さ」というものも根底にあるような気がします。
一見遊んでいるようにも見えますが、それなりのアウトプットがあり、それがコンテンツになっていくという「したたかさ」もあります。

この本で鍵となるのは「自分本位」的な発想でしょうか?
先ほど紹介した4つの大項目、それぞれで主体となっているのは「自分」という軸です。

間違った努力という時間のムダ、堂々と休む勇気、ヒマだと不幸になる、明日できることは今日やるな、とりあえずやってみたもん勝ち。
それぞれ目次の項目にありますが、どれも自分にとっては共感できるものです。

真面目なのは良いことですが、それによって自分と時間を犠牲にするのはどうかと私は思います。
私を含めてここに疑問を感じる方は、この本を手にとってみるのも良いかもしれません。

考え方を知るだけでなく、実践してみる。
他の著書と被る部分も多かったですが、この省エネ的で、自分思考で時間と上手に付き合っていくひろゆき氏の考え方が、やっぱり好きなんだなあ…と再認識させられました。

同志少女よ、敵を撃て

媒体:Audible

2022年にAudibleで一番聴かれた本、ということで今月の小説はこれを手に取りました。
後で知ったのですが、この本は2022年の本屋大賞も受賞されていたとのこと。
可愛らしい少女が銃を構える表紙は、一見ライトノベルのように見え、正直なところ若干躊躇いもありました。

舞台は第2次世界大戦の独ソ戦。
故郷の村とその人々、母親を目の前でドイツ軍に奪われたソ連の少女・セラフィマは、そこで救われたイリーナに選択を迫られ、狙撃兵となる。

第2次世界大戦のことを、私たちはどうしても、この国からの視点として見てしまいがちです。
同時に戦場になっていたヨーロッパでの出来事、特に社会主義でスターリンが独裁していた頃のソ連という国からの視点は、たとえそれがフィクションであっても、このような作品に出会わないとなかなか見ることができないでしょう。

ノルマンディー上陸作戦を描いた映画「プライベート・ライアン」の冒頭のシーンをかつて見たとき、綺麗事ではない戦場での生々しいリアルを垣間見ました。
この作品もドイツと戦ったヨーロッパ戦線での出来事、同様の光景であっただろうと思われる、あまり想像したくない描写が文章で綴られ、脳内再生されていきます。

また、本の作中にはウクライナ・コサック出身の、主人公を監視する役目のソ連少女兵が出てきますが、今は折しも、かつて同じ「国」として戦争を体験した両国が戦っているという、なんとも皮肉な状況。
報道の裏で起こっていることは、この本に描かれている風景と何も変わらないはずです。

あれこれと綴りましたが、聴き進めていくうちに作品にどんどんと引き込まれる自分がいました。
それだけ力強い作品でした。

最後に

2023年2月は5冊の本に触れました。
私の読書は統一性がなく、興味の赴くまま、好奇心で手にとることが多いのですが、それでも今月は「引き」が良く、良い本に多く出会えたと思っています。

アウトプット、引き寄せの法則、突き抜けた政治家の生涯、時間管理、そして第2次対戦の疑似体験。
いずれも印象が強く、この記事の文字数もだいぶ増えてしまった感じです。
興味をもった作品があれば、ぜひ手にとって頂きたいと思います。

私は主にkindlePaperwhiteとAudibleでの読書を楽しんでいます。
kindlePaperwhiteはスマホ読書と違い通知が来ないので、読書に集中できるだけでなく、目にも優しいと感じています。

また、Audibleは「耳活」として、家事などの作業に取り組みながら読書をするのに最適だと思っています。
耳活については別の記事でまとめていますので、よろしければ併せてご覧ください。

この記事が誰かの役に立てたなら嬉しいです。
それではまた!

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