2022年10月に聴いたり読んだ本をまとめてみました。
私にとっての読書は「紙」の本だけでなく、kindleなどの電子書籍、Audibleも含んでいます。
自分自身の読書の記録と振り返りを含めて、ここで紹介させて頂きたいと思います。
もし、興味がある本があれば、是非Audbleや書籍で手に取ってみてください。
熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録
媒体:kindleUnlimited
ノンフィクションを読むのは嫌いではなかったのですが、暫く遠ざかっていました。タイトルを見て当時の事件のことを思い出し、興味の赴くままに手に取ることに。
ギャンブルで巨額の会社資金を溶かし世間を騒がせた、大王製紙元会長の井川意高氏の告白と半生の自著。
井川氏は大王製紙の創業家の出身。
会社のロゴマークも井桁の中に「川」の字が入っており、そのことが良く分かります。
私もこの事件はよく覚えていて、子供の頃に愛媛の自宅から東京の塾へ飛行機で通ったとか、事件の内容とは関係のない、ワイドショー的な家柄や人柄について大きくクローズアップされて報道されていた事を思い出します。
読んでみるとやはり報道に裏付けが薄く、ネガティビティバイアスが本当に強かったことが分かります。
その方が売れるのですから。
本人が言うのだから、ある程度内容は確かなのでしょう。
彼の犯した犯罪は事実ですが、人生の歩みや会社での仕事は別の事。
報道はその点にもクローズアップし、面白おかしく掘り下げる部分もあったかと思うのですが、そこは本質ではありません。
私達の情報を読み取る力が、益々問われているような気がしました。
海外のカジノとはどのようなものなのか?
そんなことに私は全く縁がない生活を送っていますが、かの世界の1面も垣間見ることができ、そこはちょっぴり疑似体験できるので、それはそれで面白いかもしれません。
夢をかなえるゾウ1
媒体:Audible
9月に「夢をかなえるゾウ 0」をAudibleで聴いて、過去に読んだこのシリーズを振り返ろうかと感じ、再度手に取ることにしてみました。
といっても、この本を手に取るのはどれくらいぶりだろう?
今回はAudibleで聴いてみることにしてみました。
久々のこの本は、内容をすっかり忘れていました。
kindleUnlimitedでも読めるので、こちらの巻末にあるこの本の主人公、インドの神様「ガネーシャ」の「教え」をiPhoneのメモにスクショで残し、いつでも見返せるようにしておきました。
巻末の「教え」は綺麗にリスト化されており、丁寧にチェックボックスまで付いています。
少し古い本になるので、例えば「コンビニでお釣りを募金する」など、キャッシュレスの今の時代には少しそぐわない物もありますが、それでも今すぐできそうな事ばかり。
かといって、実際に自分が実践できているのか疑問に感じるものも多くありました。
既に読んだことのある方も多いかと思いますが、私のように内容をすっかり忘れている人も多いのでは?
読み返すと、かなり新鮮に感じる事ばかりかもしれません。
手元に残したくなる言葉と行動の数々。
やはりこの本は名著だと、私自身は思っています。
努力不要論
媒体:Audible
脳科学者である中野信子さんの考える努力とは?
そんな好奇心から手に取ってみた本です。
具体的な事例を挙げながら、「努力」というワードを軸に多方面からズバズバと切り込んでいる印象を受けました。
ベースは脳科学なので、感情論ではないところがいい。
「努力」は精神論的に語られることが多いですが、そのプロセスに何かしらの裏付けがあるのであれば否定するものではありません。
しかし、論理的ではない語られ方を、この国では今まで多くされてきた気がします。
そんな努力を全て否定はしませんし、時には必要な場合もあるでしょう。
時事的な話題を事例にしている点もあり、AKB48のかつての主要メンバーが出てくるなど、ちょっと懐かしく感じる点もありますが、そこはご愛敬ということで。
自分の努力の仕方というものを、色々と考えさせられる1冊だと思います。
夢をかなえるゾウ2
媒体:kindleUnlimited
シリーズ「0」と「1」をAudible聴いて、全てのシリーズを読み返したくなり、順に読み進めていくことにしました。
この本はAudibleではなく、kindleUnlimitedで読了しました。
テーマは「お金」と「幸せ」の真の関係。
この手の呟きは、日頃Twitterでもよく見かけるテーマだったりします。
実際に過去にこの本を読んでいますが、お金と幸せについての捉え方、最初に読んだ当時と全く違っている自分に驚いたりします。
当然、自分の年齢に基づく経験の差だったり、入ってくる情報の変化というのもあると思いますが…。
「お金」と「幸せ」の真の関係の模索は、我々にとって永遠のテーマかもしれません。
この本も巻末に主人公「ガネーシャ」の「教え」がリストでまとめられています。
ガネーシャの他にも、この本に出てくる「貧乏神」と「釈迦」の教えも入っていたりします。
改めてこの文章を書きながら「教え」を見直していますが、やっぱり出来ていないものが多いです…。
今回の「教え」もシリーズの「1」と同様に、iPhoneのメモアプリですぐに見返せるようにスクショにして、保存しています。
人生が好転する100の言葉 頑張らずに楽しく生きる
媒体:Audible
題名の100の言葉は著名な方々のものではなく、ひろゆきさんの考え方や実践例です。
面白く合理的で行動に移しやすく、かつ生き方が楽になることが多く書かれている印象です。
副題に「自分本位」とありますが、中身は至極真っ当な事を言っている印象です。
それぞれのTipsで気に入ったものがあれば、実践してみると良いかもしれません。
私自身、その中で1つ気に入った面白いアイデアがあり、実践してみることに。
AMラジオのAFN(American Forces Network、アメリカ軍放送網)を聴く、というのがありました。
特に英語学習をガッツリやろうという感じはないのですが、とりあえず「聴き流す」ということをやってみたくなり、帰宅時の通勤電車でやってみることに。
英語も言語なのだから、続けると面白い何かしらの化学変化が起きるかもしれない。
そんな事を考えて、それ以来実践しています。
アレクサアプリでAFNをリクエストすると、スマホで聴くことができます。
自宅でもアレクサのスマートスピーカーがあれば、「AFNをかけて」と言えば流してくれます。
本題からは逸れましたが、100の中で、何かしら気に入ったものがあれば、ぜひ行動に移してみてはいかがでしょうか?
絆回廊 新宿鮫10
媒体:Audible
元々テレビでドラマを見るのが好きでしたが、エンタメはこの月イチの新宿鮫シリーズをAudibleで聴く方がメインとなり、大河ドラマを配信で見る事くらいしかなくなってしまいました。
Audibleによる大きな時間とライフスタイルの変化を実感させられます。
今年の1月から、この新宿鮫シリーズを読み進め、かれこれ10冊目。
このブログを書いているつい先日の2022年11月24日に、最新刊である「12」が発売になったとの報もあり、このシリーズの人気ぶりがわかります。
シリーズものなので、やはり1巻目から読み進めていくことをおススメします。
「10」は、主人公の鮫島と親しい人達との「別れ」が背景にあり、今までで1番悲しい物語という印象を受けました。
あらすじですが、作者本人である大沢在昌氏が語るYouTubeがありました。
本人の語りというのが面白いですね。
最後に
10月は6冊の本に触れることができました。
以前読んだ本を読み返したり、新しい物を吸収したり、色々でしたがそれなりに楽しめた月だったと思います。
たくさんの「先生」から学ぶことができた、といった感じです。
これを書いているのは2022年11月ですが、丁度Amazonがブラックフライデーを実施しており、kindle paperwhiteを購入しました。
今まではiPhoneにkindleアプリを入れて読書をするスタイルでしたが、老眼なのか、目が疲れやすく感じ、専用端末を試してみようかと思いました。
防水でお風呂での読書も可ということなので、機会があればこれも試してみたいですね。
以上のように、私は「耳活」でAudibleでの読書をよく楽しんでいます。
耳活については別の記事でまとめていますので、よろしければ併せてご覧ください。
この記事が誰かの役に立てたなら嬉しいです。
それではまた!
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