2022年9月に聴いたり読んだ本をまとめてみました。
私にとっての読書は「紙」の本だけでなく、kindleなどの電子書籍、Audibleも含んでいます。
自分自身の読書の記録と振り返りを含めて、ここで紹介させて頂きたいと思います。
もし、興味がある本があれば、是非Audbleや書籍で手に取ってみてください。
夢をかなえるゾウ0(ゼロ) ガネーシャと夢を食べるバク
媒体:Audible
5月に発売された新刊が、Audibleの聴き放題に入ってくるのは嬉しい。
比較的新しい本も、かなり早い段階でAudibleはラインナップに入れてくれるので、やはりメリットは大きいと感じます。
kindleや単行本の価格の方より、Audibleの月額料金の方が安く、この本だけで元が取れてしまうのも大きなメリットでしょう。
夢をかなえるゾウシリーズは過去に殆ど読んでいて、「0」とつくものの、先ほども述べたように、こちらが最新刊となります。
テーマは「夢の見つけ方」。
主人公には夢がない。
よくある話ではあるが、よい学校や企業に入り、自分をブランディングすることに重きを置くことが、良い人生と教えられた人は多いと思います。
果たしてそれらが本当に自分の「夢」なのか?
主人公を通して、現状の自分にガネーシャ(この本のシリーズに出てくる主人公達に「課題」を与えるゾウの顔をしたインドの神様)が一石を投じてくれます。
主人公が上司にパワハラを受けるという、少し嫌な感情を受けるシーンもありますが、これも1つの現実社会の一面として見るべきでしょう。
付け加えれば、このようなパワハラの経験がある方は、辛い過去を想起する可能性があるので、読むのを止めた方が良いかもしれません。
世の中が益々混沌とし、大手企業でも試行錯誤しているのを感じます。
ブランドに振り回されずに自分の夢となる「芯」をどのように考えるのか?
そんなヒントがこの本にあるのかもしれません。
ガネーシャの父親である最高神「シバ神」と夢を食べる「バク」、お馴染みのお釈迦様。
ガネーシャの関西弁と、これらの脇を固めるキャラクターもいい味を出していて、「夢をかなえるゾウ」シリーズは物語としても本当に楽しめます。
健康の結論
媒体:Audible
堀江さんは予防医療普及協会を立ち上げるほど、健康という分野にも興味を広げていることに驚きました。
一部のがんの原因が菌やウイルスであることなど、恥ずかしながらこの本で初めて知ることが多かったです。
それを知るだけでも、この本に触れる価値はあると感じます。
がんは怖い病気と知りながらも、原因と対策についてはよくわかっていない人も多いかと思います。
私もその内の1人でした。
少しネタバレになりますが、先ほども述べたように原因が菌やウイルスであるガンは、ワクチンの接種により防げるものがあります。
まず、どんなガンがその対象なのか、そして、その対策が何なのかを知ることが大切だと思います。
勿論、医師によるエビデンス・裏付けもあり、情報としての信憑性も高いです。
知っていることで防げる病気があるのであれば、活用した方が良いはずです。
詳細を知りたいという方は、一度手に取ってみてはいかがでしょうか?
生き方
媒体:Audible
8月24日にお亡くなりになった稲盛和夫さんの著書。
実はこの本、30代の時に一度手にしているのですが稲盛さんの訃報を受けて、再度読み返したいと思いました。
恥ずかしながら、当時の読んだ内容を全く覚えていませんでした。
一番響いたのは「経験から判断することができない時は、人として正しいかどうかを基準としてみる」ということ。
稲盛さんも京セラを起業された直後は、エンジニアとしての知見はあるものの、経営や営業に関する知識など、その他の経験は乏しかったと告白されています。
私たちも日々の生活をこなす中で、専門外や未経験のことであっても、判断や決断をしなければならない場面は多々あるはずです。
実はこの本を聴いた直後に、仕事でとても理不尽なやり取りがあり、私のいるチームのメンバー達と「人として正しいかどうか」という判断基準を共有することにしてみました。
そうしたら、今回のやり取りを含め、今後の判断基準としても、チームの皆が納得し腹落ちしてくれた様子でした。
稲盛さんの社会人人生から得た、生き方としての「原理原則」をこの本では優しく語っています。
色んな場面で迷った時は、人として正しいかを軸にしたい。
頁を進めていくと改めてそのことを再認識させられます。
また思い出した時に読み返してみたい。
そんな気持ちにさせられた1冊でした。
狼花 新宿鮫9
媒体:Audible
2022年は新宿鮫シリーズを通しで聴き通すことになりました。
月1ペースでこれで9冊目。
月の数だけ聴いたことになります。
Audibleで聴く小説はナレーターの力量もあって、臨場感のあるものとなっています。
よく考えると本や音声というものは映像がない分、どれだけ読者や聴取者の想像力を掻き立てられるかが鍵となってきます。
臨場感や空気感が伝わる内容は、ただただリスペクトです。
少しネタバレになりますが、お許しを。
登場人物は今までにシリーズに出てきた人物が中心となっています。
盗品市場を舞台にした、警察内部・外国人・反社との色々な伏線。
主人公の新宿署の「新宿鮫」こと鮫島、同期のキャリアの香田、盗品市場を作った鮫島の宿敵であり正体不明の男・仙田、仙田が力量を見極め、引き抜くことになった中国人クラブホステスと、仙田のビジネスパートナーであり、日本最大の反社に属し、大きな力を示す石崎。
物語は中国人女性の「アキコ」こと呉明蘭を中心に動いていきます。
クライマックスは圧巻で、手に汗を握る内容。
人間模様と展開に引き込まれ、ついつい聴きこんでしまい、イヤホンを外すことができません。
特に、鮫島の長年の敵対関係であった仙田の生き様についての描写は、熱い物を感じました。
物語は1冊で完結する内容ですが、やはり続きものですので1冊目から始めるのをおススメします。
前回同様、少し古い内容ですが、内容は決して褪せていません。
最後に
2022年9月の読書を振り返ってみました。
なかなかkindleを含む紙の本を読み進められていないなあと感じました。
Audibleの利点は「ながら」ができること。
主に朝の家事をしながらAudibleを聴いているのですが、そのおかげで本を数冊聴きこなせているのだと実感します。
たまに聴きながら「ぼーっ」としてしまうので、1冊につきおおよそ2~3周聴くようにしています。
新宿鮫だけは1周なのですが…。
やはり気になる所は数回引っ掛かってくるので、そこはきっと自分が欲する情報なのでしょうね。
以上のように、私は「耳活」でAudibleでの読書をよく楽しんでいます。
耳活については別の記事でまとめていますので、よろしければ併せてご覧ください。
この記事が誰かの役に立てたなら嬉しいです。
それではまた!
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