『これはしない、あれはする』で得られる「生きるヒント」とは?

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小林照子さんの著書「これはしない、あれはする」(サンマーク出版)をAudibleで聴いた感想を綴ることにします。
実は彼女のことは何も予備知識がなく、バイアスなしでタイトルに惹かれてこの本を手に取りました。
参考にしたい「生きるヒント」が多く散りばめられていたので、紹介をしたいと思います。

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小林照子さんって、どんな人?

2023年8月にこの記事を執筆していますが、Wikipediaで調べたら現在88歳とのこと。
米寿を迎えていらっしゃいますが、ルックスはとても若く感じます。

それもそのはず、彼女は美容研究家で、コーセーの取締役も務めた人物。
つまり、美容のプロ。
それは当然若々しく感じますよね。

彼女の人生については、この本のエピソードと共にご自身が詳細に書かれています。
ぜひ手に取って知って頂きたいと思います。

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本書で綴られていること

「しないこと」を25個、「すること」を25個、それぞれチャプターで彼女なりの詳細を述べてくれています。

小林さんの考える「しないこと」

個々のことはものすごく単純なのですが、実践するのは意外と難しいことばかり。
語っている「しないこと」は、他者と自分との関係を定義するものが多く、どのようにして自分を大切にするかということに終始している印象を持ちます。

自己肯定感を下げる要素は、行く先にいくらでも転がっています。
この本で述べられている25の「しない」Tipsを意識すると、徐々にではありますが、不思議と少しずつでも自分を大切にするスキルが身についてくるような気がしてきます。

私はよく、Twitter(現在はX)での様々な発信を眺めていますが、小林さんが著書で述べられていることと同じような呟きを見かけることが多いと感じます。
その発信の多くが、やはり他者との関係性に起因するもの。

つまり、その多くが他者と自らの比較、そこから生まれる嫉妬、期待との落差だということ。
心の持ちようなのかもしれませんが、1つ1つに反応してしまうような素直さが過ぎてしまうと、結果として自分を貶めてしまうのかもしれません。

少し話は逸れますが、以前、「反応しない練習」という本を読んだことがあります。
これは仏教の教えを基にアプローチしたものですが、「反応」という意味では根本は似ているのかもしれません。

彼女の述べている「しないこと」はやはり、心を平穏に保つひとつのスキルなのだと感じます。
自らの経験に基づくエピソードから語られるひとつひとつの言葉は、これからも続く人生を歩む人にとって、大きなヒントになるのは間違いないでしょう。

小林さんの考える「すること」

自分を大切にするために「すること」を終始一貫、仰っているような感覚です。
そのために実践することは何か?
「しないこと」と同様に、他者との関係での「すること」をまとめられている印象です。

生きていくということは、どうしても他者との関わりを持たざるを得ません。
その関わりの中で、様々な素敵な出来事に出会う、ということも事実です。

それらの出来事には、稀に新たな発見に繋がることがあります。
その発見を行動に移すことで、色々な「変化」が起こります。

失礼に聞こえるかもしれませんが、彼女がこの御年でTwitterやInstagramなどをやっているのには正直驚かされました。
この行動も「すること」から常に何か新しいものを見つけ、進化を重ねてきたからなのでしょう。

彼女は日々の暮らしへの感謝についても述べています。
そして、笑顔でいるということも大切にしています。

自分をしっかりと持ちつつ、感謝と笑顔という軸足をしっかりと保っていく。
その軸足から良いと感じたものと、新しいものをどんどん取り入れていく。

そうやって積み重ねてきた80年以上の人生の経験談は、全く説教臭いものとは感じません。
やさしい語り口は読み手の心にスッと入ってきて、爽快な印象さえ受けました。

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この本を読み終えて

人として大切なことは、時代が変化しても変わらないものだと、改めて感じました。
また、「生き方」としてのコツ、というものを知っておくに越したことはないとも実感した次第です。

私は自分自身がとても不器用、という自覚があります。
よくよく考えたら、その不器用さを感じる時というのは、小林照子さんの「しないこと」と「すること」の真逆の行動を取っていた時なのでは?と感じさせられました。

他者と比較をし、劣っていると感じたら、どんどん自分を卑下していきます。
そうすると、自己肯定感が低くなり、周囲にも感謝ができなくなるという悪循環に陥っていきます。
当然、自分という軸を持てなくなってしまいます。

小林さんも色々な経験と試行錯誤を重ねてきたことがわかります。
年季が入っている分、それは真に近いものがあり、言葉には説得力があります。

そんな中で彼女は今でもパワフルに働き続け、夢を叶え続けています。
この本は人生の先輩である彼女の、Giveの精神が散りばめられた自叙伝なのかもしれません。


私は主にkindlePaperwhiteとAudibleでの読書を楽しんでいます。
kindlePaperwhiteはスマホ読書と違い通知が来ないので、読書に集中できるだけでなく、目にも優しいと感じています。

スキマを見ては楽天マガジンのサービスを活用して、iPadで雑誌を眺めたりもしています。
1~2冊程度の価格で1,000誌以上見ることができ、ペイできるので愛用しています。

また、Audibleは「耳活」として、家事などの作業に取り組みながら読書をするのに最適だと思っています。
耳活については別の記事でまとめていますので、よろしければ併せてご覧ください。

それではまた!

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