はじめに
米国ETFへの投資は、日本国内の投資家にとっても非常に魅力的。
特に新NISA(少額投資非課税制度)を活用することで、税制優遇を受けながらの投資が可能です。
今回は、楽天証券のリアルタイム為替取引を使って、米国ETFを新NISAで定期買付する方法を紹介したいと思います。
また、今までやってきた住信SBIネット銀行を利用した米ドル購入とSBI証券での米国ETF購入についても触れ、それぞれのメリットとデメリットを比較してみたいと思います。
従来の方法
以前は、住信SBIネット銀行で定期的に米ドルを購入し、SBI証券へドルを移してから米国ETFを特定口座で定期的に買付けることをしていました。
しかし、新NISAの登場により、成長投資枠での買付が可能となりました。
税金面や為替手数料や手続きの手軽さを考慮すると、現在NISAを開設している楽天証券でリアルタイム為替取引をする方がよいと感じ、実際に取り組むことにしました。
元々住信SBIネット銀行の為替手数料が安かったんですが…
いつの間にリアルタイム為替取引0円ができた!って感じです。
為替手数料の重要性
投資における為替手数料は、長期的な資産運用のパフォーマンスに大きな影響を与える要因です。
この記事では、自らの体験をもとに各手数料を確認し、微力ながら最適な選択肢を探る手助けができるかも、と思いました。
住信SBIネット銀行での方法(従来の方法)
ステップ1: 米ドル購入
住信SBIネット銀行を利用して米ドルを購入する方法では、毎月一定額を定期的にドルに換えることができます。
住信SBIネット銀行の為替手数料は片道6銭と比較的低いため、手数料を抑えて資産を増やしたいと思う人にとっては魅力的だったと思います。
以前はこのやり方が為替手数料を抑えるにはよいと考えていました。
- メリット
- 低い為替手数料: 以前は片道6銭の為替手数料は、コストを抑えたい投資家にとって非常に有利。
(証券会社で手続きした場合、片道25銭が一般的)
定期的な自動積立: 毎月自動的に米ドルを購入する設定が可能で、時間による為替リスクを分散できます。 - デメリット
- 手動での資金移動: 購入した米ドルをSBI証券に手動で移動する手間がかかります。
ステップ2: SBI証券へ米ドル移動
購入した米ドルをSBI証券の口座へ移動します。
このプロセスは、少し手間がかかるものの、米国ETFをドル建てで購入するために必要な作業です。
- メリット
- 定期買付でなければ米ドルを移動後、すぐに米国ETFの買付に使えるため、運用を始めるタイミングが調整しやすい。
- デメリット
- 慣れれば簡単だが、移動に時間がかかることがあり、為替の変動を考慮した場合、タイミングの調整が難しくなることがある。
ステップ3: 米国ETFの買付
SBI証券で米国ETFを購入します。
住信SBIネット銀行から送金したドルを使うことで、手数料を抑えながら投資ができます。
- メリット
- SBI証券では定期買付ができるため、設定を行えば自動で買付を行ってくれます。
もちろん、ドルがあれば定期買付でなくても問題ありません。 - デメリット
- SBI証券で買うに限らずですが、ドル建てで買う場合は買付のタイミングに注意が必要で、為替レートや市場の動向に合わせた対応が求められます。
楽天証券のリアルタイム為替取引(現在の方法)
リアルタイム為替取引は、為替レートをリアルタイムで確認しながら取引ができるため、より有利な条件で米ドルを購入できます。
特に現在は、往復手数料が0円となっており、非常に競争力のあるサービスです。
私はレートは特に気にしていませんが、往復手数料が0円というのが魅力的だと思っています。
- メリット
- ①往復手数料0円: 為替手数料が無料であるため、コストを大幅に抑えることができます。
②リアルタイム取引: 為替レートをリアルタイムで確認し、最適なタイミングでの取引が可能です。
③資金移動がラク: 楽天証券であれば、楽天銀行とマネーブリッジで連携していればすぐに入金できるため、資金移動の手間が省け、取引がスムーズに行えます。 - デメリット
- ・事前に必要資金=円を楽天証券の口座へ手動で入金する必要がある。
・土日はリアルタイム取引ができない。
ドル転する前に楽天証券に円を手動で入金する必要がありますが、楽天銀行からの入金であれば連携でパスワード入力などがないので、それほど手間とは感じません。
また、土日はリアルタイム取引ができないので、平日多忙な方は注意が必要だと思います。
競合他社との比較と注意点
この表のように、他のネット系証券会社と比較しても、楽天証券とSBI証券のリアルタイム為替取引の優位性がわかるでしょう。
ただ、米国株式を円貨決済取引すると、その対象外となってしまうので、注意が必要です。
その他にも対象外の取引があります。
あくまでも、リアルタイム為替取引でドル転をしてから、買付をすることが大切です。
円貨取引での米国株取引はこの対象外となりますので、設定を間違えないようにしてください。
新NISAでの米国ETF定期買付
新NISAの概要
新NISA制度は、投資家が一定額までの投資利益を非課税とすることができるため、長期的な資産形成において非常に有利です。
特に米国ETFの定期買付を通じて、分散投資と長期運用を実現することが可能です。
定期買付のメリット
新NISAを活用した定期買付の大きなメリットは、長期的なドルコスト平均法の活用によって、為替リスクと市場リスクを平準化できることです。
また、設定を一度行うことで、自動的に買付が行われ、手間を減らすことができます。
楽天証券での定期買付
楽天証券では、定期買付機能を利用して、自動的に米国ETFに投資することができます。
※事前に円を入金し、リアルタイム為替取引でドルを買っておくことが必要です。
やはり何も考えないで自動買付できるのが一番だと感じます。
それと、新NISAの成長投資枠を使うことで非課税になるのもすごく魅力的だと思います。
従来と現在の比較
ドルを買う 金融機関 | 住信SBI ネット銀行 | 楽天証券 |
為替手数料の 比較 | 片道6銭 | 往復0円 |
証券会社への 資金移動の 手間と速度 | 資金を手動で移動する必要あり (SBI証券へ、PW入力あり) | 資金を手動で移動する必要あり (楽天銀行なら資金移動はラク) |
リアルタイム 取引 | 可能 (手数料あり) | 可能 (手数料なし) |
定期買付の 設定の簡便さ | 一度設定すれば自動化が可能 ※SBI証券 | 一度設定すれば自動化が可能 |
まとめ:為替手数料0円と非課税口座で、投資を少しでも優位に進めよう。
リアルタイム為替取引&新NISA成長投資枠の利用は、往復手数料が0円と非課税である点が非常に魅力的だと感じられたかと思います。
SBI証券も得現在は同様にリアルタイム為替取引の往復手数料が0円であるため、こちらで新NISAを開設している方は同様の運用で良いと思います。
8月に気づいたのはちょっと遅かった感もありますが、9月の取引から無事変更設定を行いました。
今までSBI証券で買ったETFは、そのまま寝かすことにします。
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もし、かつての私のような運用方法をしていたり、ドル建てでETFに興味を持ったという方がいましたら、これを機会にしっかりと新NISAで積立されると良いかもしれませんね。
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