2022年5月に聴いたり読んだ本をまとめてみました。
私にとっての読書は「紙」の本だけでなく、kindleなどの電子書籍、Audibleも含んでいます。
自分自身の読書の記録と振り返りを含めて、ここで紹介させて頂きたいと思います。
もし、興味がある本があれば、是非Audbleや書籍で手に取ってみてください。
人生がときめく片づけの魔法 改訂版
媒体:Audible
実はかつて書籍で一度読み切れなかった、大ベストセラーになった本。
偶然Audibleで発見したので、聴いてみることにしました。
基準や考え方、ノウハウに凄く納得。
少しだけネタバレになりますが、タイトルのとおり、今、それはときめくものなのか?
また、収納という器を増やしても、人間はスキマを埋めたがるもの。
結局モノは増え続けるだけで、片付けには至らない。
これらを解決するための考え方、具体的な方法、順序まで、著者のノウハウが網羅されている印象です。
このようなノウハウ本は「へ~凄い」で終わらせるのではなく、行動できるかどうか。
せめて自分の分だけでも。
家族を含める場合、考え方を共有できるかがカギとなるような気がします。
もしかしたら、その行動を見て、家族が興味をもって誘発されるかもしれませんね。
読んでみると、この本が物凄いベストセラーになった理由が、なんとなく分かります。
今や片づけの大家となった彼女。
日本のみならず、海外でも現在ご活躍中ということは、この本に触れて初めて知りました。
自分は自分、バカはバカ。 他人に振り回されない一人勝ちメンタル術
媒体:Audible
ひろゆきさんのスルースキルについて書かれた本。心を守る技術はやはり必要。
タイトルは過激ですが、内容も少し過激。
それでも、私としては考え方の1つとして、とても有効だなと感じました。
内容は、ひろゆきさんが実際にやっている方法。
かつて、巨大掲示板「2ちゃんねる」で数々の訴訟案件を抱え、常人なら心が折れそうだと思うはずですが、そんな彼がどのように乗り切っていったのか、興味をそそられます。
私たちも日常で、数々の困難が生じます。
心を砕くのは、詰まるところ人付き合い。
それらの困難に対して、私たちはどう対峙していくべきか?
色々な方法がありますが、スルースキルをコレクションすることは、心の平和を守るためにも、目の前の困難を回避するためにも、人生において必須であると感じます。
炎蛹 新宿鮫5
媒体:Audible
時代は主人公が携帯電話を持ち始めた頃。
私が初めて所持したのは1996年。PHSやポケベルも全盛。
今やスマホをナビに繋げて小説を聴いている。電話がこう進化するとは思いませんでした。
この、当時の西暦2,000年(ミレニアム)を迎える直前の、新宿の風景。
そんな当時の風景の変遷を想像、もしくは思い出させてくれる描写も、この新宿鮫シリーズの楽しみの1つでしょう。
仕事では新宿に出向くことは少なかったのですが、この時代は新宿で飲む機会も多かったことから、当時の夜の新宿の情景を思い出します。
そして、複数の事件が微妙に絡み合い、それを紐解いていくプロセス。
これも、この小説の醍醐味だとつくづく感じさせてくれます。
この中で農水省・植物防疫所の防疫官という方が出てきますが、このような職業があったことを、恥ずかしながらこの小説で知りました。
具体的には、外来種の有害な動植物を調べ、水際で食い止めている方々です。
日本の農業を裏方で守る、彼らのような人々が日本の農業と食を守ってくれていること、本当に感謝しかありません。
群れるな
媒体:kindle
彼に初めて触れたのは、高校の現代文の授業。
「仏壇」「間引き」などの、時折見せる死を連想させる言葉。
これらの言葉に何故か惹きつけられ、彼の著書を当時何冊か立て続けに読み漁ったのを思い出します。
多感だったのもあると思いますが、これらの暗い単語を用いて何かを表現するということが斬新に思えたからなのかもしれません。
表現といえば、著者はいわゆる「アングラ演劇」の主宰者でもありました。
したがって、彼の文章を含めた表現は好みが別れると思います。
そのような意味でも、この本は読み手を選ぶかもしれません。
気付けば彼が世を去った年齢を超えてしまっていました。
ふと、思い付きで彼の文章に触れてみたくなり、この本を手に取った次第です。
著者が世を去って、約40年経ちます。
彼を知らない人や世代も多くなっていると思いますので、参考までにWikipediaとYouTubeのリンクを貼っておきます。
あと、私が高校の頃に初めて触れた著者の本も、参考までに掲載しておきます。
最後に
5月は4冊の本に触れました。
残念ながら思っていたほど読んだり聴いたりできませんでした。
思い返せば、全体的に過去と向き合うようなテーマの本が多かったような感じがします。
昔、読めずに挫折した本。1990年代の町の風景を思い返す本。高校時代に触れた寺山修司に再度触れてみたり。
今や将来を見据えて学びを得ようとする姿勢は、とても素晴らしいです。
寺山修司は「振り向くな、振り向くな、後ろには夢がない」という言葉を残しました。
私は前を向くために、少し後ろを振り向いて、寺山の言葉に触れたくなったのかもしれません。
蛇足ですが、寺山修司は「あしたのジョー」の作詞者でもあります。
少し立ち止まってしまい、前を向きたいと感じたら、寺山の言葉に触れてみるのも良いかもしれませんね。
これらの本たちに興味が出たら、ぜひ触れてみてください。
私は「耳活」でAudibleでの読書をよく楽しんでいます。耳活については別の記事でまとめていますので、よろしければ併せてご覧ください。
この記事が誰かの役に立てたなら嬉しいです。
それではまた!
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