自分の親も結構歳だし、離れて暮らす彼らの行動は、結構 気がかり…。
高齢化が進む現代において、このような悩みを抱える方も多くいらっしゃると思います。
我が家も同様の悩みが生じたため、色々試行錯誤をした結果、iPhoneを使ったファミリー共有機能を活用することにしました。
他にも良いやり方があるかもしれませんが、1つの参考になれば幸いです。
なぜ位置情報を共有しようと思ったのか?
我が家の場合、今年父が軽い認知症の症状があると診断され、要介護認定を受けたのがきっかけです。
徘徊する恐れもあったため、母と相談した結果、父がいる位置を把握したいと考えたわけです。
- 一人で外出する際に、今どこにいるのかを把握し、何かあった場合に迅速に対応できるようにしたい。
- 徘徊などで迷子になることを防ぎたい。
- 体調を崩した場合や、急な用事で連絡が取れない場合に、居場所を特定できるようにしたい。
上記のようなことを想定しました。
また、「電話に出られない、または操作が難しい場合がある。」「緊急時に状況をうまく伝えられない可能性がある。」とも考えました。
Appleのファミリー共有における位置情報共有機能は、子供にスマホを持たせた際に見守りとしても活用していました。
親の見守りにも応用できると考え、実際に使ってみて、これらの課題を解決する有効な手段となると思いました。
ファミリー共有と位置情報共有の仕組み
Appleのファミリー共有は、最大6人までの家族で様々なコンテンツやサービスを共有できる便利な機能です。
その中でも、位置情報共有機能は、先述した通り、自分の子供や離れて暮らす老齢の親の見守りを強化する上で重要な役割を果たせると思います。
ファミリー共有機能とは?
App Storeで購入したアプリや音楽・映画、iCloudストレージを共有できます。
また、今回の主題である位置情報共有以外にも、共有アルバムの作成などの機能があります。
高齢者には難しいので、必要に応じて使えばいいと思います。
位置情報共有機能でできること
- 家族の誰かがどこにいるのかを、地図上でリアルタイムに確認できる。
- 最後に位置情報が送信された時間も表示されるので、おおよその行動履歴も把握可能。
- プライバシーに配慮し、位置情報の共有は個別にオン/オフを設定可能。
(親御さんの意向を尊重することも大切。) - 特定の場所(自宅、病院、よく行く公園など)への出入りを通知する機能は、通知機能を使うなどして安否確認に役立つ。
位置情報共有の設定方法
- 1️⃣「設定」アプリを開く
- 2️⃣自分の名前をタップ。
- 3️⃣「ファミリー」をタップ。
- 4️⃣ファミリー共有を設定していない場合は、「ファミリーを設定」をタップし、画面の指示に従って設定する。
- 5️⃣ファミリー共有に参加している場合は、「位置情報の共有」がオンになっているか確認する。
- 6️⃣個別に位置情報の共有をオン/オフしたい場合は、家族の名前をタップし、「位置情報を共有」を切り替える。
iPhone SEシリーズを選んだ理由
高齢の親に持たせるスマートフォンとして、操作が簡単で、必要な機能が備わっており、かつ比較的安価なiPhone SEシリーズが適していると考えたからです。
高価な最新機種は必要ありませんし、必要な機能が揃っていて、手頃な価格のiPhone SEシリーズは最適な選択肢の一つと言えるでしょう。
私が考えた主な理由は下記のとおりです。
比較的安価で導入しやすい
やはり価格は大事だと思います。
元々iPhoneは新品だと高価ですが、廉価版のSEであれば比較的安価に手に入れることができます。
コンパクトなサイズで持ちやすく、ポケットにも入れやすい。
通常のiPhoneと比較し、コンパクトで扱いやすいほうがいいと考えました。
私の手(成人男性)でも少し大きいと感じる通常のiPhoneだと、やはり持ち運びも操作も一苦労しそうです。
ホームボタンがあり、直感的に操作しやすい
これは高齢者にとって、重要なポイント。
元に戻したい時は、基本ホームボタンだと教えておけば迷わずに済みます。
とにかくホームボタン、というのはとてもシンプルです。
ホームボタンのない機種は、顔認証が便利なのですが、元に戻す操作が難しいと感じます。
文字を大きく表示する設定がある
これも結構大事で、細かい文字はやはり見えないのです。
メールやLINEもそれなりに使います。
以前は楽々スマホを使っていましたが、文字が大きくなるのであれば、iPhoneでもいいのでは?と感じます。
ファミリー共有を利用する上での適性
位置情報共有は、スマートフォンの性能に大きく依存する機能ではないため、最新ではないiPhone SEシリーズでも十分に活用できます。
「リコレ!」で中古のiPhone SE2を買うことに
位置情報の共有が目的であれば新品を使う必要がないと考え、彼ら=親にも聞いてみたところ、中古でも良いと言われ、更に安価な中古のSEシリーズを選ぶことにしました。
現行のSE3ではなく型落ちのSE2にしたのは、そこまでアプリや性能にこだわりがないからです。
なぜ「リコレ!」を選んだのか?
私が自分のiPhone12を売却するに利用したのがビックカメラ・ソフマップ系の買取店「ラクウル」というお店です。
同じビックカメラ・ソフマップ系列で中古販売をしているのが「リコレ!」です。
- ビックカメラグループの信頼性がある。
- 厳格な品質チェックが行われているので、安心して購入できる。
- 万が一の初期不良にも対応してくれる保証がある。
- ウェブサイトが見やすく、商品の比較がしやすい。
上記の理由から、「リコレ!」を選んだという訳です。
私はバッテリー容量を重視し、外見はB判定のものを購入しました。
ちょっとした傷はありましたが、すごくキレイな端末でしたよ。
ソフマップのアウトレットも買えますので、最寄りの店舗に行くのもよいでしょう。
傷や汚れなど、実際の状況を把握したいのであれば、店舗で手にとって見ることをオススメします。
実際に子供の端末を買った時はリアル店舗で、手に取って確認しました。
初めてのiPhoneは中古もいいかも、とその時感じました。
実際に手に取るほうが安心感はありますが在庫が限定的になるので、全国の在庫をもっと色々見たいという人はネットでもいいと思います。
詳細はこちらへ
端末を渡す際の注意点
必要な設定をしっかりと事前に行ってから、彼らに渡すことが大切です。
AndroidからiPhoneへのデータ移行や設定はYouTubeに色々と動画が上がっており、それらを参考にすれば良いと思います。
彼らでは機種変の設定はできないので、実際は私が端末を預かって設定を行いました。
この際に行った端末の設定は長くなるのと、今回の主題ではないのでで別記事にまとめたいと思います。
また、端末を渡した際の操作のレクチャーも必要になります。
iPhoneは比較的簡単な端末ですが、それでも彼らには難しいと感じる部分も多々あります。
色々と聞かれると思いますが、粘り強い対応も必要だと考えます。
実際に使ってみた感想と効果
実際に位置情報共有を使ってみて、離れていても親御さんの状況を把握できる安心感は大きいです。
スクショのような感じで、「探す」アプリの「人を探す」項目を眺めると、現在どこにいるのかが明確になりますので、本当に助かります。
- 位置情報共有を使ってみてどうだったか?
- 1人で出かける際にどこにいるのかが容易に把握できるようになり、地図上で安否を確認できるようになった。
- 位置情報共有によって得られた安心感や利便性
- 離れて暮らす不安が軽減され、精神的な負担が軽くなった。
また、緊急時にも迅速に対応できる体制が整ったことは、何よりも大きな安心につながると感じる。
父は彼の甥姪が送るメッセージや、孫の写真をLINEで眺めることが好きなので、しっかり外出時もスマホを持ち歩いてくれるので助かります。
まとめ:家族で位置情報を共有できるのは、本当に安心
「リコレ!」で手頃なiPhone SE2を見つけ、Appleのファミリー共有を活用することで、離れて暮らす親を見守る環境を整えることができたと感じます。
実はGoogleマップの位置共有機能や子供向け見守りフィルター機能、AirTagでの追跡など、色々思考錯誤を重ねてきましたが、私や母にとって、少し満足できるものではありませんでした。
きっかけは子供にiPhoneを買い与え、ファミリー共有機能を使ってみたのがきっかけでしたが、親にも応用して、さらに言えば、私以外の共有者がすべて把握できるというのも良い点でした。
複数の端末で位置を把握できるのは、誰かが把握できなくてもバックアップできるので、とてもありがたいですし、精神的に本当に安心することができると感じます。
離れて暮らす親御さんの見守りに不安を感じている方は、ぜひAppleのファミリー共有とiPhoneの活用を検討してみてください。
同じような悩みを持つ、誰かの参考になれば嬉しいです。
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