スノーウェアの撥水が弱まってきた
なんか水がしみてくる…
スキーやスノボードをしていて、実際にこのような感覚を覚えた方は多いのではないでしょうか?
これは私も毎週のようにスキーに出かけていた頃、感じていたことではありました。
色々とネットで探してたどり着いた結論が、このNIKWAXを使うことでした。
過去に実際に試してみましたが、撥水効果が蘇ります。
同じようなお悩みをお持ちの方のために、今回はこのNIKWAXを使い、再度洗濯をして、その効果を試してみたいと思います。
実は私、30代の頃はスキーにハマり、週末は愛車でスキー場に行き、技術の向上に明け暮れておりました。
SAJ(全日本スキー連盟)のスキー検定(バッジテスト)の1級も持っています。
このウエアも、もう10年以上も前に使っていて古くなってしまいましたが、今回はこの上着を実際に洗ってみて検証してみたいと思います。
準備
まずはモノがないと始まりません。
実際にNIKWAXを買って準備をします。
実家に残りが眠っていましたので、今回はそれを使います。
洗濯をする
手洗いか、洗濯機か?
ここは正直悩むところです。
過去に洗った時は独身時代で時間もあったため、手洗いをしましたが、今回は洗濯機を使いたいと思います。
TECHWASHを使って洗濯する
表示に書かれている手順で、洗濯をしてみます。
説明をみている限りでは、通常の洗濯でよさそうです。
一応、ネットに入れて洗うことにしてみました。
洗剤量の目安はボトルに下記のように記載されています。
ジャケット類 | 水位 | 使用量の目安 | 水温 | 洗濯レベル |
1~2着 | 低(約20ℓ) | 3キャップ(150㎖) | 常温 | 標準 |
2~3着 | 中(約35ℓ) | 5キャップ(250㎖) | 常温 | 標準 |
3~4着 | 高(約45ℓ) | 1ボトル(300㎖) | 常温 | 標準 |
ちなみに手洗いだと、1着あたりキャップ2杯(100㎖)のTECHWASHを入れるそうです。
WASH-INを使って再度洗濯する
一連の洗濯を終えたら、今度はこの「WASH-IN」を使って洗います。
こちらが撥水剤になります。
ウエアはそのまま洗濯機に入れっぱなしで、新たに洗濯をします。
ジャケット1~2着あたりボトル1本丸々使うとあります。
複数枚のウエアを洗う際には要注意です。
あと…なんかちょっと独特のニオイがします。
手洗いによる量は、1着あたり6ℓの温水に浸し、WASH-INを1キャップ加えるとあります。
WASH-INは手洗いの方が経済的かもしれません。
干す
洗濯を終えたら、干しましょう。
公式では陰干しを推奨していましたが、勉強不足の私は特に気にせずに、外干しをしてしまいました。
ちなみに、厚手にて1日では乾かないので、そのまま部屋干しをします…。
一連の洗濯については、販売元のエバニューさんが動画でまとめてくれています。
こちらを見ると参考になるかと思います。
撥水効果の検証
皆さんもここが実際に一番気になるところでしょう。
NIKWAXで撥水処理をして、外干しから部屋干しして1週間経過して、風呂場でスプレーで水をかけてみました。
ウエアは面積が広く、わかりやすい背面を使用しています。
動画にしてみましたので、実際にご覧になって確かめてみてください。
再生ボタンを押してみてください。
写真で水玉を写すと、こんな感じになります。
さらに、今ウエアにかけた水を流してみます。
こちらも動画にしてみました。
こちらも再生ボタンを押してみてください。
ちゃんと水が玉になって、流れて行く様子がわかると思います。
では、最後に拭き取ると、どのような感じになるでしょうか?
その写真がこちら。
実際に拭き取ってみると、少し水の跡のようなものが残りますが、手で触れてみると水滴は感じません。
これをどう捉え、感じるかは人によるかと思いますが、私自身は率直な感想として、十分に合格点だと感じています。
注意点
結論から言うと、古いウエアにプラスチック製のパーツがあると剥がれ落ちる可能性があります。
現に、今回の実験で残念ながら私のウエアのメーカーロゴと、リフト券を入れるケースの部分がボロボロになって取れてしまいました。
2012年に育児のためにスキーから離れたので、この記事を書いている2023年はこのウエアは既に11年以上が経過しています。
NIKWAXのパッケージにも注意書きとして「ジャケット等古くなるとシームテープが剥がれる場合がありますので、テープ剥離の恐れが有るものにはご使用できません」、とあります。
このように古いウエアで部分的にプラスチック部分が使われているものは、ダメージを避けたいのであれば、過去に私がやったように、丁寧に手洗いでの洗濯をしたほうが良いかもしれません。
ちなみに、手洗いをした時は買ってからシーズン数も浅かったため、何事も起きていません。
今回のように、古いウエアでも生地には問題ありませんでしたが、経年劣化で手洗いでも同じように、プラスチック製パーツなどがあれば剥がれる可能性があると思います。
使用については、経年劣化も考慮に入れて、自己責任で対応しましょう。
手洗いをする時は、手袋を付けることをオススメします。
素手でやると、手そのものが一時的にめちゃくちゃ撥水状態になってしまいます…
本当に、このNIKWAXの撥水効果は強力です。
最後に
いかがだったでしょうか?
このNIKWAXはスノーウェアのほか、釣りやゴルフ、キャンプや登山などのレインウェアにも使えそうです。
ゴアテックスなどの素材に使えるかは、実際に試していないのでわかりませんが、洗濯表示などに注意をして使っていただきたいと思います。
アマゾンのレビューを見ている限りでは、テントなどにも応用している人もいるみたいです。
また、自分で洗濯ができるというメリットもあります。
クリーニング店に出すのも良いと思いますが、NIKWAXの値段を見て、高いか安いかを判断してみると良いと思います。
NIKWAXについては公式のページもありますので、こちらも是非参考にしてみてください。
また、車でスキー場に行くときに準備しておきたいグッズについても紹介しています。
合わせて読んでいただけると嬉しいです。
それでは、NIKWAXで撥水を復活させて、素敵なスノーシーズンをお楽しみください!
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