実際にやってみた シニア向けiPhoneの画面設定と電話・メッセージの使いやすい調整法

Apple

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年老いた親の位置情報を把握するため、iPhoneへ機種変更を行い、ファミリー共有機能を利用することにしました。
彼らがiPhoneを実際に使用するに当たり、実際に設定を行ったことについて紹介、共有したいと思います。

ぽんたごん
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これまでの経緯については、下記の記事を参照してください。

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画面設定

iPhoneは直感的にわかりやすくできているものの、パッと見て使いづらいところもあるものです。
私が年老いた親へ実際にヒアリングして改善したものを、まずは画面設定から紹介します。

彼らが使用している端末はiPhoneSE2になりますので、それをベースにしています。

ウィジェット

実際に設定した画面

時計・バッテリー

画面上部に時刻が小さく表示されていますが、これを拡大表示するツールがないようです。
バッテリー表示についても同様で、%表示はあるものの、やはり小さく見えづらいです。

ぽんたごん
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正直子供の私も、実際に見えにくいと感じます。

そこでウィジェットの登場です。
時計とバッテリーのウィジェットを利用することで、これらを見やすく改善できます。

画面は私のiPhone16ですが、やり方はSEシリーズも一緒です。

設定方法
  • 1️⃣
    画面を長押しして、「編集ボタン」を押す
  • 2️⃣
    「ウィジェットを追加」を選択
  • 3️⃣
    「ウィジェットを検索」から「時計」か「バッテリー」を選択
  • 4️⃣
    好みのウィジェットを選択
  • 5️⃣
    見やすい場所へ配置
ぽんたごん
ぽんたごん

ウィジェットのチョイスは、できるだけ彼らの意見を聞いて選択したほうがよいと思います。

天気予報

天気予報も大きく表示したいとのことでしたので、標準の天気予報アプリをウィジェットとして表示することにしました。
設定方法は時計やバッテリーと同じです。

検索するまでもなく、すぐに天気予報アプリが出てくるので、同じように選択します。
いくつか選択肢がありますが、彼らは 「詳細」というものを選択しました。

ぽんたごん
ぽんたごん

天気のほか、気温や降水などが簡易的に見れていいですよね。

表示

テキストサイズを変更

いわゆる文字の大きさです。
できるだけ大きな文字が良いとは思いますが、あまりにも大きすぎては逆に読みにくくなります。

設定→画面表示と明るさ→テキストサイズを変更→下のルーラーをなぞって文字の大きさを設定します。
一番大きくすると画面下に「さらに大きな文字を使用したい場合は”アクセシビリティ”設定で設定できます。」とあります。

同様に設定→アクセシビリティ→画面表示とテキストサイズ→さらに大きな文字→これをオンにすることで、さらにスライドの幅が広くなり、大きな文字が選択できるようになります。

ぽんたごん
ぽんたごん

我が家は「さらに大きな文字」は使わずに「テキストサイズを変更」で一番大きな文字を使うことで落ち着きました。

文字を太くする・ディスプレイの拡大表示

同じく、設定→画面表示と明るさ→文字を太くするでオンにすると、くっきり太い文字に変更されます。
老齢の方には文字がくっきりしたほうが見やすいようなので、好みに応じて太くしてあげるのも良いかと思います。

ディスプレイの拡大表示については設定→画面表示と明るさから選択。
デフォルトでなく、文字を拡大を選ぶことによってアイコンや時計、通知などの文字が全体的に大きく拡大されます。
これによって、全体的に行間が詰まったようなかんじもありますが、画面の見やすさに一役買うと思います。

ドッグ

よく使うものを寄せる

一番下のドッグはアプリを固定する役割があります。
ドックには基本的なコミュニケーションアプリである「電話」「メール」「SMS」「LINE」を格納することにしました。

画面の一番下がドッグと呼ばれる部分
ぽんたごん
ぽんたごん

彼らがよく使うものはなにか?これをヒアリングしてベターなアプリを格納することが大切だと思います。
カメラアプリでもいいかもしれませんね。

アイコン

1画面目は頻度の高いものを

最初に紹介したウィジェットを中心においた他、その他は「写真」「カメラ」「探す」「ヘルスケア」「連絡先」に絞りました。
やはりコミュニケーションツールが中心となります。

時計やカレンダーアプリは直接開くことはあまりないですが、視覚的に置いてあるだけです。
アナログ時計や日にちをパッと見ることができるだけでも、いいと思います。

ヘルスケアは、主に万歩計として使っています。
その他にもヘルスケアは機能が充実したアプリですが、老齢の彼らには使いこなすのは難しいと感じます。

2画面目は使わないものを寄せる

機能的には必要だけどほぼ使う必要のないアプリや、「設定」はここに置くようにしています。
例えばGmailやYouTube、Googleマップ等のGoogle系のアプリや、Apple標準のものなどは1つのフォルダアイコンにまとめるようにしました。

特に設定については変にいじったりする誤作動防止も兼ねています。
スライドして使うことがほぼないので、2画面目へ寄せることで管理する側も、彼らも、お互いに安心できます。

ぽんたごん
ぽんたごん

ノジマと島忠のポイントカードは使いますが、頻度が低いので、こちらに置いてあります。

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電話・メッセージ

よくわからない電話に出てしまうこと。
よくわからないメッセージのリンクをタップしてしまうこと。
これが一番心配ですので、次の設定をしました。

不明な発信者を消音(電話)

設定→アプリ→電話→下へスクロールして「不明な発信者を消音」にするようにしています。
これにより、電話帳に登録されていない所から電話がかかってきても消音(バイブもならない)ようになります。

履歴の赤いバッジは点きますが、音やバイブが鳴らないのは電話帳に入っていないから。
そう彼らに教えることも大切です。

ぽんたごん
ぽんたごん

詐欺や危ないセールスなどの電話に出ないようにするように、仕掛けを作ることが大切だと考えます。
出てしまった番号やかけ直してしまった番号は、次回から着信してしまうので、その点も注意したいところです。

メッセージのフィルタリング

SMSは設定→アプリ→メッセージ→下へスクロールして、メッセージフィルタリングの「不明な差出人をフィルタ」をONにします。
また、LINEも同様で、設定→プライバシー管理→「メッセージの受信拒否=友達以外からのメッセージの受信を拒否します」をONにしておきます。

LINEについては「友達自動追加」や「友達への追加を許可」をオフにしておくことも大事だと思います。
ある程度閉鎖されたコミュニティ内で生きている彼らにとって、不要に外部とコネクトすることは危険です。
設定で防げる所は防ぐようにしましょう。

ショートカットアプリでワンタッチダイヤルを作成

これは実際には導入していないのですが、ラクラク携帯のように、ワンタッチで家族の誰かに電話をかけられるようにしたほうが親切な場合もあると思います。
そんな時はショートカットアプリを利用して、ワンタッチダイヤルを作成するのも手です。

ショートカットアプリを開き、右上の「+」ボタンを押します。
新規ショートカット作成画面に変わったら名称を決めます。
今回は例として「母さん」にしてみましょう。

  • 名称変更:母さん
  • アイコンを選択:電話マーク
  • アイコンの色:赤
  • アクションの追加:「電話」を検索→電話の発信を選択
  • 連絡先をタップ:母の登録名を選択
  • ホーム画面に追加

このような手順で追加できると思います。
アイコンはその対象の人の写真を使ってもよいですし、名前のスクショにしても良いでしょう。

iPhoneは1列に4個アイコンを並べられるので、ドックに並べても良いですし、その1つ上段に並べてみても良いでしょう。

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まとめ:彼らの意見を尊重して、カスタマイズすることが大切

ほんの一例ではありますが、我が家のシニア向けの設定を紹介しました。
両親はラクラク携帯→簡単スマホという、シニア向けの定番を使用してきましたが、実際にiPhoneでも違和感なく使えているようです。

ただ、心がけたいのは

  • シンプルであること
  • 彼らの意見を尊重すること

だと感じます。

普段使うのは彼らであり、私達ではありません。
設定を行う私達は、あくまで彼らのサポーターという立ち位置でいることが大切だと感じます。

また、iPhoneであれば日本で使っている人も多いことから、万が一、外出先で困ったことが起こったとしても、誰かにサポートしてもらいやすいかもしれません。

実際に使い始めるとだんだん慣れてきて、違和感なく使えるようになってきます。
年寄りだからiPhoneはダメ、という固定観念は捨てたほうがよいかもしれませんね。

ぽんたごん
ぽんたごん

最後に、彼らのiPhoneを購入した中古サイトを紹介します。
参考にしてもらえれば嬉しいです。

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