「えっ？ユニクロでスーツ作れるの？」
今着ているスーツが色々とダメになってきたため、新調を検討したいと思っていました。
今までは百貨店の「2着で○○円」のようなイージーオーダーのセールで買っていましたが、コロナ禍以降いつ開催されるかも分からず…
そんな中、ネットで色々調べて仕入れたユニクロでスーツがつくれるとの情報。
しかも、評判もいい。
ある日、ふと立ち寄ったユニクロに、カスタムオーダーの扱いがあるではないですか！
可愛らしい店員さんに声をかけられ、背中を押された私は、ここで試しに1着作ることを決意しました。
今回はユニクロでスーツを作った体験談を共有したいと思います。
興味を持って頂いた皆さまのお役に立てれば幸いです。
まずは採寸
作れる店は限られている
たまたま私が行ったユニクロは取り扱いがありましたが、ない店もあるので、まず作ろうと思ったら事前にリサーチすることをおススメします。
カスタムオーダー取り扱い店舗は、下記のリンクからまずは見てみましょう。
実際のカスタムオーダーの流れ
ラインナップは2種類。
「ストレッチウールジャケット ✕ ストレッチウールパンツ」と「感動ジャケット（ウールライク） ✕ 感動パンツ2WAYストレッチ」の組み合わせとなります。
今回は「ストレッチウールジャケット ✕ ストレッチウールパンツ」の組み合わせをチョイスしましたので、こちらについて書きたいと思います。
ジャケット
まずは、基本となる色とジャケットを決めましょう。
ジャケットのシルエットは「レギュラー」「スリム」の2つから選びます。
色はレギュラーであればダークグレイ、ネイビー、ブラックの3色。
スリムはダークグレイがグレイに変更となります。
スリムのグレイは明るい色です。
自分のサイズを把握しているならば、そちらを店員さんに言います。
分からないようなら、店員さんにお願いしましょう。
サンプルを着ながら自分のサイズにフィットするものを選んでいきます。
私は今回、ネイビーの「レギュラー」をチョイスし46（M）のサイズとなりました。
「スリム」は少しサイズが違うので、注意してください。
サイズが決まったら袖丈と着丈を決めます。
好みによってこのサイズは違ってきます。ワイシャツを見せたい人は袖丈を少し短めに、着丈は流行重視ならこちらも短めが良いかもしれません
今回私は「レギュラー」を選びましたが、基本は「スリム」の方が良さそうです。
レギュラーを選んだのは体型に自信がなかったから。
しかし、メタボでなければ、結果として少し野暮ったい感じになります。
お店ではまずはスリムから試してみて、ダメならレギュラーにする。
そんな感じで決めて良いと感じます。
パンツ
- ウエストを決める
- これは普通のパンツを買うのと同じです。
自分の腰回りは把握していると思いますが、それに基づいて合わせていきましょう。 - 股下とまつりを決める
- いわゆる「裾上げ」です。
店員さんに位置を決めてもらいます。
まつりは「シングル」と「ダブル」が選べます。
ダブルは追加料金が発生します。
サイズメモ
最後に店員さんがサイズをメモしたものを頂けます。
サイズメモに基づいたオーダーを店員さんが自分のスマホで読み取り用のQRコードを作成してくれますので、それをアプリで読み取ってオーダーをかけます。
蛇足ですが、裏面はスーパーノンアイロンシャツのメモになっています。
こちらのシャツも実はオーダーが可能。
興味がある方は、ぜひ一緒に覗いてみてはいかがでしょう。
支払いと受け取り
アプリから支払うのが一般的？
店員さんが提示したQRコードをアプリで読み取り、ユニクロPayか、登録しているクレカで支払うのが一般的なようです。
支払いが確認できれば、無事オーダーはOK、となるはずでしたが…
私はアプリを持っていなかった為、その場でアプリをダウンロードしたせいか、上手く注文が出来なかったのです。
採寸してくれた店員さんがつきっきりで対応してくれましたが、改善せず。
結局力技で店頭で支払って、何とかなりました。
もし、買いに行こうと腹を決めた場合は、ユニクロアプリを事前にダウンロードしておいた方が良いと感じます。
商品の受け取り
配送と店舗受け取り、どちらでも選択可能です。
今回利用したユニクロの店舗は、自宅より徒歩圏内だったので、散歩がてら取りに行くことにしました。
約2週間後、スマホのSMSに到着の案内が来て、無事に受け取ることができました。
実物をレビュー
付属品
ご覧の通り、スーツの持ち運びに必須となるガーメントバックがきちんとついていました。
あと、たまたまなのですが「ユニクロアプリ10周年祭 NAKATA HANGER製 特注木製ハンガープレゼント」という企画をやっていて、ノベルティとして1本ゲットすることが出来ました！
この企画は先着で既に終了してしまったので、本当にラッキーでした。
めちゃくちゃいいハンガーで、正直ビビりました
素材
表地
「super110‘s」と言うタグがあります。
これは、ウールのクオリティを示す表記のひとつとのこと。
数値が大きくなるほど糸の細さが繊細になっていくのだそうです。
この110という数字は私が調べた限りでは、かなり良いクオリティと言えそうです。
触感は結構滑らかで、非常に肌触りも良いです。
基本的にはセンターベンツ、ボタンは少し茶の入った渋い色です。
サイドベンツやボタン個数の増減、刺繍ネームを入れるなどのオプションは選択出来ません。
裏地
背抜きのオールシーズンですが、素材を考えると秋冬ものと考えたほうが良さそうです。
非常にシンプルな作りで派手さはありません。
両サイドに内ポケット、ペンポケットもあり使い勝手は一般的なスーツと遜色ないと言えるでしょう。
パンツ
シルエットはノータック、斜めポケットという一般的なスタイル。
裾は前述しましたが、基本的にはシングル。
オプションでダブルも選べますが、追加料金が発生します。
スーツによっては内側の腰周りに付いている「滑り止め」は付いていません。
至ってシンプル、オーソドックスなスタイルです。
着心地
これは私の主観で書こうかと思います。
Super110‘sの生地は滑らかで、触り心地が良いです。
店頭で実際にサンプルを触れると、これは実感ができると思います。
私の場合、既製品のスーツだと太ももが大きくてパンツがピチピチになってしまうのですが、こちらは程よいワタリの太さでストレッチ性もあり、結構満足です。上下共に、適度なフィット感を得られると思います。
気になった点は、少し糸くずや綿毛などが付きやすいかなと感じたこと。
素材として付着がしやすいのかもしれません。
帰宅して脱いだらブラシがけをきちんとしたほうが良いと感じました。
それはどのスーツにも言えるのかもしれませんが、手入れをすることで、綺麗に長持ちして着続けられると思います。
最後に
ユニクロのカスタムオーダースーツは厳密にはオーダーというより、上下の適切なサイズから袖丈・着丈・裾を調整することのできる既製品と見る方が、より近いかもしれません。
しかし、フィット感やストレッチ性もよく、見た目も良く、素材も申し分ないことから1着は持っておいても良いと感じる商品でした。
正直なところ、スタイリッシュなスリムから試した方が良いと思います。
入らなければレギュラーでよいかと。
私は年齢を加味したり、先入観でレギュラー1択にしてしまいましたが、ここはちょっと失敗だったかなと思っています。
私はジャケット15,900円、パンツ7,990円、補正料2,280円、アプリダウンロード割引500円、計25,670円で購入できました。
お値段についても税込みで3万円弱というのも魅力的です。
毎日ハードに着て消耗品と化している営業職のユニフォームとしても、普段滅多にスーツを着ない職種の方にも合うスーツだと思います。
ただし、オシャレなボタンやサイドベンツ、裏地などをは変更できませんから、細かい部分にこだわりを持つ人はやはり紳士服店に行って、自分好みのスーツを作った方が良いでしょう。
あと、カスタムオーダーは女性用もあります。
私を担当してくれた店員さんも、カスタムオーダーを利用したと言っていました。
女性も手軽に作れるスーツとして、良いかもしれませんね。
私の結論は「年代問わず、けっこうイケます」。
この記事が誰かの役に立ちますように。
コメント